リングプル収集について
☆ 北海道拓明興社ではジュースなど缶飲料に付いているリングプルを車椅子などの介護用品に交換してもらうために集めています。
「リングプルを車椅子に・・」という話を聞いたことがありますか。
現在は缶を空けても、缶にリングプルが付いたままの状態ですが、昔のプルタブは缶を開けると本体から取れるもので、そのプルタブや金属ゴミが道路や川などあちこちに捨てられ、野鳥や動物が誤飲して死にいたる事がありました。
そこで、このプルタブや金属ゴミを拾い、業者で換金。そのお金で購入した車椅子を福祉関係に送ったというのがこの活動の基になったお話だそうです。
この話を耳にした子どもたちや多くの方がリングプルを集め始めました。
「こういったボランティア精神を持つ方を応援したい」という想いから設立された『リングプル再生ネットワーク』
北海道拓明興社は、この『リングプル再生ネットワーク(略称:プルネット)』に賛同し平成12年からリングプルを回収してきました。
皆さんのご協力のおかげで、平成18年には720㎏(約144万個)のリングプルが集まり、車椅子1台と交換することができました。
(※ 車椅子・介護用品の種類によって必要量が異なります)
最近はペットボトル飲料が主流になり、以前と比べると、リングプルの収集が難しく、交換に必要な量を集めるのに時間がかかっています。
また、「缶に付いているリングプルをわざわざ取り外す事が当初の目的とずれているのでは」等色々言われているもの事実ですが、集めて下さるみなさんの「このリングプル集めが少しでも周りの誰かや何かの役に立つなら・・・」という温かい気持ちと、車椅子等の介護用品を必要としている方々のためにも、これからも引き続きリングプルの回収をしていきたいと思っています。
2012年1月 現在、個人で集めていただいている方々をはじめ、町立小学校(江南小学校・奈井江小学校)の子供たち、町内の各団体・企業等、多くの方々にご協力いただき、約600㎏のリングプルが集まり、2台目の車椅子まであと約60kgとなっています。
※ 今回は660kgの車椅子と交換予定です。
30kg入の袋。この袋でプルネットに発送しています ↑